小笠原広記

ビジュアライター 小笠原さんへのインタビュー【第3部】「言葉の再定義」

小笠原広記さんと佐藤久美の対談【第3部】です。

ビジュアライター 小笠原さんへのインタビュー【第1部】「言葉にできないもどかしい時代」小笠原広記さんと佐藤久美の対談です。 小笠原さんは現在、「ビジュアライター」を名乗り、様々なお仕事をされていらっしゃる...
ビジュアライター 小笠原さんへのインタビュー【第2部】「トップレベルの感覚を取り入れる」小笠原広記さんと佐藤久美の対談【第2部】です。 https://ao-aka.com/ogasawara-roots-1/ ...

第2部の音声で、小笠原さんが世界的なデザインコンテストで大賞を受賞されたときの裏話をしてくださり、「トップレベルの感覚を取り入れる」ということを教えくださいました。

そこで私は、「小笠原さんは言葉もデザインも良い作品をたくさん見てるから、おもしろい発想とかそういうのが思いつくんですか?」と質問したら、そうではなかったんですよね。

小笠原さんが常にやっていることは、まっさらな新しい発想を生み出すとかそういうことではなくて、「言葉の再定義」をされていらっしゃるということがわかりました。

こちらもとても参考になる内容です。

編集長 久美
編集長 久美
小笠原さんは言葉もデザインも良い作品をたくさん見てるから、おもしろい発想とかそういうのが思いつくんですか?
小笠原さん
小笠原さん
これもですね、本当に話でどこまで伝えられるかわからないんですけど・・・
編集長 久美
編集長 久美
はい。
小笠原さん
小笠原さん
これに関して、どうしてもお伝えしたいことがありまして、僕が何かを伝えたいと思うときとか、この伝えたいっていうときには、実は「言葉の再定義」をしているんですね。

言葉の再定義とは?

基本的にブログ記事でもコピーライティングでもそうなんですけど、ずっとやっていることがあって、それが「言葉の再定義」になります。

何をしているのかというと、自分から見て、目の前にあるモノが「〇」に見えるとするじゃないですか。でも、他の人が、「〇じゃないよ、△だよ」って言うときもあるんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
どっからどう見ても〇なのに、△だって言われたら久美さんどう思います?
編集長 久美
編集長 久美
え~、何言ってるんだろうって思っちゃいます。
小笠原さん
小笠原さん
結構世の中も、例えばSNSとかも、ここで議論している場合が多いんですよ。

まさにバンド時代と同じ

世の中も、「〇か△か」で議論していることが多くて、僕もまさにバンドマン時代がそうで、「おれは〇を見てるんだ、おまえら何で△って言ってるんだよ」というところで議論してたんですよね。

ビジュアライター 小笠原さんへのインタビュー【第1部】「言葉にできないもどかしい時代」小笠原広記さんと佐藤久美の対談です。 小笠原さんは現在、「ビジュアライター」を名乗り、様々なお仕事をされていらっしゃる...

でも、相手を理解するってどういうことなのかを考えたときに、「何で△に見えるんだろう」っていうところを理解することが大事だと思いました。

小笠原さん
小笠原さん
僕はただ、〇を主張するだけだったら、人とぶつかるだけだなって思ったんですよね。

△と主張する人のところに近づいてみると・・・

僕が見ている場所からは〇に見えているけど、「△だ!」って言っている人のところに、ちょっと近づいてみて、その人の場所から見たら、△に見えたんですよね。〇と△の両方の形を持つ、円すいっていう形がありますよね。

小笠原さん
小笠原さん
この、角度が違うだけで、違う形に見えるのは、人はそれぞれの経験だったりとか、その人が見ているところからの視点だったりするからなんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
なるほど!
小笠原さん
小笠原さん
〇と△で議論するのはアホだなと思ったんですよね。

お互いが共有できると物事の本質が1個見えてくる

「円すい」という1つの形を、ほんの少しの見る角度の違いで、「〇だ!」「△だ!」と主張だけするのではなく、互いが理解しようと思って、それぞれ1度、違う角度から見てみれば、「そっちから見たら〇だね、でもこっちから見たら△だね」と、お互い共有できるようになりますよね。

こうやって、お互いが共有できると、物事の本質がひとつ見えてきますよね。

小笠原さん
小笠原さん
角度が違うだけで、同じ「円すい」見てたんじゃんってわかるじゃないですか。そうすると視点が1個上がるので、これを共有したいんですよね。これが、言葉の再定義です。
編集長 久美
編集長 久美
とてもわかりやすいです!
小笠原さん
小笠原さん
相手に伝えようとしたときに、相手が今、どこからどう見てるのかっていうのを把握しないことには、何も伝えられないんですよね。じつはこれが、ターゲットなんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
なるほど~。
小笠原さん
小笠原さん
僕の中では、誰かを想像したときに、この人と共有するには何だろうなってイメージしていくと、ビジュアルが見えたり、言葉が見えたりとかするんですよね。だから相手の情報を集めるって言うのは、コピーライティングでも重要なんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
今、ちょうど「ビジュアル」っていう言葉が出てきたんですけど、「ビジュアライター」という言葉は小笠原さんが作られましたが、この言葉に行き着いた経緯とか教えていただけますか?
小笠原さん
小笠原さん
これは、ネーミングの作り方とかで、コンテンツ化したいなと思っている1つのテーマでもあるんですけど・・・

「ビジュアライター」という言葉が生まれた経緯

それこそ、ビジュアライターのコンセプト動画で、既にお答えはしているんですけども、自分を定義する言葉がありませんでした。

ビジュアライターのコンセプト動画

今まで自分がやってきた活動の中で、アフィリエイトもフリーランスのWEBデザイナーも、コピーライターもコンサルティングもやっていますが、「小笠原さんって何やっている人なんですか?」って聞かれたときに、「いろいろやってます。」としか、答えられなかったんですよね。

だから、自分を定義する言葉がほしかったんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
自分が今までやってきたことってなんだろうって、そこはちょっと、色々考えた時期があって・・・
編集長 久美
編集長 久美
なるほど~。
小笠原さん
小笠原さん
デザインだよなぁ・・・コピーライティングだよなぁ・・・。

「ビジュアル」と「ライティング」でビジュアライター

深く考えていくと、コピーライティングは「言葉」で、デザインも結局、伝えたい言葉を、視覚的に表現するということに気づき、結局、「ビジュアル」と「ライティング」の、この2つしかないな、と思ったんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
なので、それを組み合わせて、語呂がいいやつで、「ビジュアライター」になりました。
編集長 久美
編集長 久美
ふふふ、呼びやすいですよね。
小笠原さん
小笠原さん
言いにくくないですか?特に最初はちょっと恥ずかしくて・・・最近はやっと慣れたんですけど・・・
編集長 久美
編集長 久美
最初から、素敵だな~って思ってましたよ^^
小笠原さん
小笠原さん
このネーミングに関しては、1つお伝えしたいことがあって・・・
編集長 久美
編集長 久美
はい。
小笠原さん
小笠原さん
久美さんって会社員のときは、「何やってる人ですか?」って聞かれたら、何て答えてましたか?
編集長 久美
編集長 久美
えぇ!「会社員です」って答えてました。

職業とネーミングの関係

僕も会社員の時代だったら、営業マンですって答えていたと思います。日雇いアルバイトをしている時代だったら、フリーターですとか、言っていたかもしれません。ですが、これって結局、自分がその肩書きに沿っている状態なんですよね。

例えば、WEBデザイナーですが、面接に行った当時の、昔の「WEBデザイナー」は、言葉の響きもかっこよかったんですよね。

ですが、この言葉の響きの中には、社会的なものも凝縮されている気がしていて、昔、僕が単価500円などで画像を作成していたように、最近の「WEBデザイナー」には、下請けの労働をされているというようなニュアンスも、含まれているのでは?と思うんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
僕自体もWEBデザイナーなので、批判するとかそういう意味では全くないんですよ。
編集長 久美
編集長 久美
はい。
小笠原さん
小笠原さん
逆に言うと、「コピーライター」って、けっこう高額に稼げるイメージっていうのもあって・・・

既存の枠組みにとらわれない

僕自身が、フリーランスのWEBデザイナー時代に、低単価でしんどい時代があったので、「WEBデザイナー」と名乗ってしまうと、「WEBデザイナー」の相場に落とし込まれてしまうなと、思ったんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
WEBデザイナーだったらこのサイト作るのに〇万円くらいでしょ、みたいな・・・
編集長 久美
編集長 久美
確かにそうですね。
小笠原さん
小笠原さん
だから、WEBデザイナーという枠に、とらわれてほしくないなと思っているんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
これ、めちゃくちゃ大事じゃないですか。

自分なりの定義、それが「ビジュアライター」

WEBデザイナーにも、コピーライターにも、世間の認識というのが当然あって、その言葉をそのまま職業として名乗ってしまうと、自分が世間の認識のもとに定義づけされてしまうので、そうじゃなくて、自分なりの定義をしたかったんですよ。

小笠原さん
小笠原さん
僕はコピーライティングをするだけの人じゃないし、WEBデザインだけする人でもないので、「視覚」で表現をする人だから、新しい言葉を作ったんですね。
編集長 久美
編集長 久美
なるほど~
小笠原さん
小笠原さん
そうすると、その言葉の波長は僕自身が調整していけるんですよ。
編集長 久美
編集長 久美
ホントですね。
小笠原さん
小笠原さん
ビジュアライターっていうのは、今この世の中に必要とされている言葉と、販売者の気持ちを代弁したりとか、それを視覚で伝えたりとか、そういうことができる人間、そういう職業だよっていう、1つの新しい職業を作り出したっていう、イメージなんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
めちゃくちゃいいですね。
編集長 久美
編集長 久美
最後に、小笠原さんが一番、世間に伝えたいことってありますか?
小笠原さん
小笠原さん
昔は世間とか社会に、伝えたいこととかあったんですけど、自分にできることは限られているんで、そんなに大きいことはできないけれども、でもやっぱり自分がやりたいことをやるっていうのが、一番大事だと思っています。

共有できる人に関しては自分ができることは伝えたい

さきほどもお伝えしましたが、〇と△でぶつかるだけではなくて、自分の身の回りにいる人たちで、共有できる人がいるのなら、自分ができることは伝えていきたいなと思っています。

例えば、WEBデザイナーとかコピーライターとか、そういう既存の枠組みに当てはめる必要はないっていうことも伝えたいと思っています。

小笠原さん
小笠原さん
逆に、既存の枠組みに当てはめてしまうと、そこの枠でしか、こうなんとなく自分の殻を作ってしまって、いつの間にかそれ以上の活動ができなかったりとか、僕自身は結構感じることがあったんですよね。
編集長 久美
編集長 久美
そうなんですね。

ビジュアライターの需要は多い!

今企業さんに入ってLPとかも作ってますけど、このLPを1つ作成するのに、営業担当、ディレクター、コピーライター、デザイナー、WEBコーダーなどと、役割分担されているのが一般的です。なので完成までに時間も費用もかかりますし、当然修正にも、時間も費用もかかります。

ですが、コピーライティングも、WEBデザインもできて、ディレクションまで1人でできてしまえば、役割分担されていた複数の工程を省くことができるので、1人で高単価をもらっていいんですよね。

小笠原さん
小笠原さん
こんな感じで、既存の職業で自分をおさめるのではなくて、その枠を超えて、全部やっちゃいますよ、みたいな。そういうのを目指すのも、楽しいですよ。
編集長 久美
編集長 久美
ふふふ。でもそうですよね。確かにデザインもコピーライティングも全部ひとりでできるって、あんまり聞かないですよね。
小笠原さん
小笠原さん
僕もそこまで詳しくはないですけど、ある程度知っている中でデザインとコピーライティングを両方できる人って、本当にいないんですよ。
小笠原さん
小笠原さん
やってる人はいるんですけどね。コピーライティングやってて、自分でデザインもやりますっていう人がいるんですけど、ある程度どっちもプロレベルでできてる人って言うと、本当思い当たるとしたら、1人いるくらいですね、僕の中では。
編集長 久美
編集長 久美
そうなんですね。
小笠原さん
小笠原さん
ホント、ビジュアライターは、その場でいろいろ提案したりとか出来たりするんで、色々楽しいので、やってもらいたいですっていうことです。
編集長 久美
編集長 久美
今日は、ビジュアライターの小笠原さんにお越しいただいて、お話をいろいろ聞かせていただきました。小笠原さん、ありがとうございました!
小笠原さん
小笠原さん
本当に久美さんと楽しいお話ができてよかったです。ありがとうございました!

Q&Aへ続く

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